復讐の輪廻は断ち切れない。
アーティスト岡崎能士が生み出したアフロヘアの孤高の剣客'アフロサムライ'。サミュエル・L・ジャクソンがその奇抜なキャラクターに惚れ込み、プロデュースを買って出たのみならず、アフロサムライのヴォイスアクターとして主演を務めたジャパニメーションが、全米を興奮と熱狂の渦に叩き込んだ衝撃から2年。待望の続編『アフロサムライ:レザレクション』は、よりパワーアップしたアクション、ストーリーに加え、『チャーリーズエンジェル』のルーシー・リュー、『スター・ウォーズ』のマーク・ハミルら豪華キャストが実現!!アフロへの復讐を誓い、執拗に付け狙う美貌の暗殺者'シヲ'と、シヲにつき従う死刑執行人'ビン'役で、アフロサムライをどこまでも追い詰める!音楽は、『キル・ビル』などのサウンドトラックを手掛けたヒップホップのカリスマThe RZAが前作に引き続き爆発力のあるサウンドを提供、アフロサムライの世界に更なる進化を呼び起こした。
「日本のトップアニメーターたちが総力を結集したジャパニメーションは、エミー賞アニメーション作品賞ノミートのみならず、美術監督を務める池田繁美が、日本アニメ史上初のエミー賞アニメーション個人部門審査員賞受賞という快挙を成し遂げ、さらに現在ハリウッドにて実写化企画が刻々と進行している・・・。現代カルチャーシーンをリードする数々の才能を巻き込み、ますます進化し続けるアフロサムライ。アメリカ版に新たな未公開映像を加え、ディレクターズカットバージョンとして、いよいよ凱旋の地、日本でスクリーンに登場だ!
――様々なお仕事をされていますが、肩書きは?
岡崎:漫画家・・・ですかね?今までの事を考えるとイラストレーターかな・・・。
最近はキャラクターデザインも多いんで、とにかく色々やってますね・・・。
――初めての仕事は何だったんですか?
岡崎:大学4年生の頃に、知り合いのライターさんからもらった仕事で、SPA!の「王様のパソコン」というコーナーで、小さなイラストを何点か描きました。
どうしたら、そういうクリエイティブな仕事が出来るんですか?
岡崎:運がいいんですよ、本当に(笑)。
人との出会いに恵まれていると言うか・・・いつも尊敬できる人達と楽しく仕事ができてますし。
何の参考にもなりませんが・・・本当に運がいいんです。
最初の大きな仕事っていうのが「スペーストラベラーズ」(2000年公開)という映画のキャラクターデザインとイラストだったんですが、それも初めて仕事をくれたライターさんを通じて紹介してもらったんです。プレゼン用に描いた絵が 本広克行監督に気に入ってもらえたのもあるんですが、初めて本広監督にお会いした時に「伝説巨人イデオン」とか「装甲騎兵ボトムズ」とか「クラッシャージョー」の話で盛り上がって(笑)。その流れで「ちょっとやってみようか?」となったんです。「スペーストラベラーズ」が人生のターニングポイントですね。そこから色々変わってきました。それまではCD-ROMのインターフェイスのデザインなどを派遣社員でやっていました。
――自費出版の漫画「ノウノウハウ」が、サミュエル・L・ジャクソンに見い出され、ハリウッドでアニメ化・・・もの凄い経緯ですが、その話を聞いたときの事を覚えていますか?また、聞いたときの印象は?
岡崎:「今、サミュエルから電話があって、アフロやってくれるって!!」って、アメリカのプロデューサーから深夜に電話がかかってきたんです。ボクは寝呆けてて、「へー、すごいねー、はーい。」みたいな感じで、すぐ電話切ってまた寝てしまったんです。アメリカでアニメ化の話があってから、サミュエルの話までが2、3年くらいかかったし、それまでに色々いい話は来るけど、いつの間にか無くなる事がよくあったんです。勿論サミュエル・L・ジャクソンは大好きですが、ぬか喜びが続いてたので話半分に聞いていたんです。そうしたら、アメリカにサミュエルに会いに行くことになって「えっ!」って思いましたね。
会う前からかなり緊張してたんですが、初めて会った時のサミュエルの服装が、子連れ狼のTシャツとエピソード2のキャップだったんですよ(笑)。それを見て「あーこの人は「アフロサムライ」のコンセプトを100%理解してる!」と思いましたね(笑)。
――自分の頭の中の想像物がアニメになって世界的な展開になっている事をどう感じますか?
岡崎:本当に不思議ですよね、「こんな事って、本当に人生で起こるんだなぁ」と思います。物を作っている人の中には、自分でリミッターを掛けちゃう人もいると思うんですけど、ボクは昔からそういうのがあまり無くて、「ロンドンにアトリエ構えてさ!パリに住んでさ!」とか「おれはアカデミー賞獲るからさ!」とか、バカみたいなことばかり言ってました(笑)。今考えるとそれがよかったのかな。
――エミー賞の受賞式や海外のイベントにも数多く参加されていると思いますが、海外での反応はどのような感じなんですか?
岡崎:海外のファンはすごくストレートで「アフロ大好きです!」みたいな人たちがたくさん集まってきます。20代の男性が多いんですけど、NYのコミコンで70年代の「スーパーフライ」とかに出ていそうな、コート着て、ステッキ持って、デッカイ指輪した超カッコイイおっさんが来て、「アニメとか全然観ないんだけど、アフロだけは好きで観るんだよ。」って言ってくれたのは感動しましたね。最初はアメリカの黒人とかに観せたら、絶対怒られると思っていたんですよ。サミュエルが認めてくれたというのは大きいと思いますが、そうやって受け入れられたっていうのは、本当に嬉しい事ですね。
――サムに初めて会ったときの印象に残っていることは?
岡崎:もの凄く優しくて、普通にしゃべれる感じの人。そういうところも、カッコイイですよね。
――サムから言われた事で覚えて事はありますか?
岡崎:漫画描くのが遅いって会うたびに言われていて、そのうちご本人から「How many Pages?」ってメールもらいました。
片言の英文で、言い訳の返事出しましたよ(笑)。
でも、彼はこの作品をすごくリスペクトしてくれていると思います。僕や監督の言う事をちゃんと理解してくれるし、彼から出て来るアイデアも常に的確ですし。
「ジャッキー・ブラウン」を劇場で観たときには、まさかこの人と仕事をするなんて、夢にも思いませんでした。
――音楽がウータンのRZAですが、彼とも面識があるんですよね? どんな印象でした
岡崎:RZAは恐いんだろうなって漠然と思ってたんですが、RZAもすごく丁寧な人ですね。対応は丁寧なんですが、仕事では「やっぱりウータンなんだ」っていう感じでしたけど(笑)。
聞いた話ですけど、監督とプロデューサーがRZAとビデオチャットで打ち合わせをやっていた時、RZAが「ちょっとトイレ行ってくる」って、1時間ぐらい帰ってこなくて・・・・外に飲みに行っちゃってたみたいです(笑)。さすが、ウータンだなーと思いました。ちゃんと帰ってくるところが、またスゴイですけど(笑)。
――他には誰か、お会いしましたか?裏話や、印象に残っているエピソードなどがありましたら教えてください。
岡崎:マーク・ハミルは、すごく太っていて、声もガラガラで、かなりダークサイドな感じでした(笑)。監督と一緒に急いで近くのおもちゃ屋さんでライトセーバーを買って「ボクらスターウォーズの大ファンです!」って言ったら「あー、分かってる分かってる」って、ものすごく慣れていて・・・。こっちだけで盛り上がっちゃってスイマセンでしたって感じでした。今回のアフロでは、メインの役ではないのですが、今後何かチャンスがあれば、ルーク・スカイウォーカーを越える代表作を一緒に出来たらいいなと思いましたね。

岡崎能士(おかざき たかし)
1974年3月27日、神奈川県生まれ。多摩美術大学・彫刻科卒業。
イラストをメインに、漫画、CDジャケットデザイン、オブジェ制作、ライヴペインティング等、様々なフィールドで活躍中。自身の原作コミック『AFRO SAMURAI』(全2巻)も米国にて2008年9月に発売を果たし、全米デビューを飾る。また、2009年12月には待望の日本発売が決定!
<代表作>
映画『サマーウォーズ』アバターデザイン
映画『交渉人真下正義』マスコットキャラクター「メトロ太郎」デザイン
映画『踊る大捜査線2-レインボーブリッジを封鎖せよ!』マスコットキャラクター「湾岸くん」デザイン
映画『スペーストラベラーズ』コンセプトデザイン、キャラクター原案
ロックバンド 「RIZE」CDジャケット、ライヴグッズデザイン等
米映画『スパイダーマン2』DVD特典用イラスト
米映画『BLADE III』CDブックレットコミック

「闇の剣客道」の掟に従い、世界を制する“一番”のハチマキを持つ男に闘いを挑んだアフロサムライ。壮絶な闘いの後、父の仇であったジャスティスを倒し、復讐を終えた数年後…。「闇の剣客道」の頂点に君臨することなく、今まで斬ってきた者たちの魂を供養するために仏像を彫り続け贖罪の日々を送っていたアフロ。しかし、ハチマキを廻る血の宿命は再び彼を流血の連鎖へと向かわせる・・。死んだはずのかつての兄弟子、クマ侍:仁之助、そして謎の女:シヲが、今度はアフロへの復讐を誓い“一番“のハチマキを奪いに現れる。
監督:木ア文智
原作:岡崎能士
脚本:むとうやすゆき、LEO CHU & ERIC GARCIA、ERIC CALDERON、JOSH FIALKOV (英語版)
キャラクターデザイン、総作画監督:飯島弘也
美術監督:池田繁美
音楽:The RZA
CAST:サミュエル・L・ジャクソン、ルーシー・リュー、マーク・ハミル
制作協力:SPIKE TV、UPPITY FILMS
アニメーション制作:GONZO
製作:GONZO
後援:XLARGE、アニメ「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」 ポニーキャニオン
2009年/日本/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/100分/英語
09年12月、シネマライズほか全国ロードショー!




