仏教的宇宙観がモチーフだという『MERU』
――バンド活動をはじめたきっかけは?
KENT(Vo,Gt):中学生の頃、打ち込みで曲を作ってた時点では、バンドをやるというイメージはなかったんですけど……。幸運にも、大学に入ってから音楽に詳しいメンバーと出会えたので。

――KENTさんは、あるインタヴューで、人生を変えた一枚としてBlack Rebel Motorcycle Clubの『B.R.M.C.』を挙げていたのですが、どんなインパクトがありましたか。
KENT:当時ストロークスとかも出てきてたんですけど、僕はこっちで。シリアスにやっているようなところにすごい惹かれましたね。
――何度かメンバー交代もあったようですが、現メンバーとのチームワークはどうですか。
KAZUYA(Gt):いいと思います。
KENT:おおっ(笑)。僕はひとりで宅録っていう、オタクなところからスタートしてて、バンドらしさみたいなとこを出すのが苦手で。そういう面は結構おまかせしちゃってますね。
――曲作りでも?
KENT:最近はとくにそうですね。一回僕が全部作ってから、メンバーで詰めるという感じなんですけど。

――新EP『MERU』は仏教的宇宙観がモチーフになっているそうですが、それが出てきたのはどんなきっかけで?
KENT:もともとインド宗教的な考えというのが、自分にしっくりきていたというのがあって。本に出会ったのがきっかけです。
――須弥山のどこに惹かれたんですか。
KENT:やっぱり最近の世の中を見ていて、僕も含めてですけど、物質主義的にいきすぎているんじゃないか、っていうのはどっか思っていて。もっと高次元な、目に見えないところで、因果律みたいなのが働いているんじゃないかな、っていうのをずっと感じてたんですよ。ちょっとスピリチュアルな話なんですけど(笑)。そういう思いがあったからこそ、須弥山の世界観というのに惹かれたというのはあります。でも、そこに傾倒はしているんですけど、はまっているわけではなくて、どっか醒めた視点で全部を見ています。やっぱり年齢もあるでしょうけど。科学が発達しているぶん、須弥山とかって言われても信じられないじゃないですか(笑)。

<Lillies and Remains>
KENT(Vo, Gt)
KAZUYA(Gt)
NARA MINORU(Ba)
KOUSUKE(Dr)
2006年、KENTが中心となり京都にて結成。 2008年5月にリリースしたデビューEP「Moralist S.S.」で日本人が今まで鳴らせなかったリアルなNew Wave〜Post Punkサウンドを見事なまでに鳴らし、コアな音楽リスナー、業界関係者を中心に強烈なインパクトを与え一気に話題となる。 2008年、KENTの上京を機に活動の拠点を東京へと移し、何度かのメンバーチェンジを経て現メンバーに。 彼らの楽曲は、エッジー且つ金属的なギターを核とした不敵なサウンドが特徴。そのキラーチューンの数々はどれも一瞬でその場の空気を変える圧倒的な存在感を放っている。 デビューEPから1年後の2009年6月には待望のフルアルバム「Part of Grace」をリリース。ダークで鋭い雰囲気の中にも垣間見られた天才的なPOP感覚をさらに高いレベルで披露し、その評価を確固たるものとした。 またSelfish Cunt, Neils Children, Project:KomakinoらUKアンダーグラウンドシーンの注目バンド達の来日ツアーをサポート。2010年5月にはThe Great Escape、Liverpool Sound Cityといった海外のフェスティバルにも参戦し、そのスタイリッシュな佇まいとクールかつアグレッシブなパフォーマンスでじわじわと人気を拡大している。

NEW EP
「MERU」
2010.6.16 Out!
FIFO-0014/全6曲収録
\1,680 (Tax in)
「収録曲」
1. devaloka <リード曲>
2. human intellect
3. a life as something transient
4. tara part1 :the first realization
5. tara part2 :fear of the end
6. decline together
