近年、出版不況と言われる中で、実際に商業誌は軒並み売れ行きを落としている。
そんな中、インディーズで制作・流通される「ミニコミ誌」というオルタナティブな雑誌形態に焦点を当てた〈ミニコミ2.0〉企画と連動して、新宿文化圏内で最も先鋭的な情報発信を担ってきたジュンク堂新宿店でフェアを展開。

■書店フェア情報
場所:ジュンク堂新宿店 7F 人文書エリア
期間:12月1日~30日
■トークイベント情報
速水健朗×宇野常寛 トークセッション
講師:速水健朗、宇野常寛
司会進行:武田俊
ジュンク堂書店新宿店8F喫茶スペース
日時:2009年12月21日(月)18:30~20:00(最大延長20:30)
開場:18:00
会場:8階喫茶コーナーにて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
定員:50名
受付:7Fカウンターにて。電話予約も承ります。
Tel:03-5363-1300(ジュンク堂書店新宿店)

今回の〈ミニコミ2.0〉フェアを展開するにあたって、ジュンク堂新宿店人文書担当のカリスマ書店員、阪根正行氏に協力を求めた。書籍選びの達人が選ぶ、今推したいミニコミ5誌を一挙に紹介!
阪根正行(さかね・まさゆき)
1975年生まれ。
渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店勤務
(人文書担当)。
個人ブログ : 阪根タイガース >>

【アラザル】
批評家佐々木敦氏の講座受講生を中心に立ち上げられた批評誌。世代としてはゼロ年代にあたる執筆陣だが経歴はまちまちで作風も各自大きくことなる。オーソドックスに論じる者からトリッキーな文体を駆使する者まで、批評する対象も文学、音楽、アニメ、エロと多岐にわたる。新しいという点では黒川直樹の逐語的批評、山下望のアンバランスで爆発的な書きっぷり、安東三のエロを極めてロジカルに論じる批評スタイルに注目! ※ちなみに私、阪根も次号からメンバーに加わります。
【アートマニア】
女子度たか!戦略的にというよりも女子たちが抑えきれない表現欲を発散したら「こんなもんできちゃった!」という感じ(汗)。どうやら2人の写真家と編集者&ライターの女子三人組が作っているようだ。特集が池松江美だったり辛酸なめ子だったりといかにもという感じだけど、大手出版社の雑誌ではなく、こういう秘密の花園的空間でこそ彼女らの本来のちょっと危険な香りがでるというもの。その他の特集もけっこうコアで読ませます。
【大百科シリーズ】
毎号1つのテーマを掲げて、そのテーマに沿った書籍やCDなどを紹介するという異色のミニコミ。テーマは「男子にオススメの少女マンガ」「ラップ 歌謡曲」など。悪く言えばカタログだが、そのスタイルが徹底しており資料価値もある。そしてよく売れる!いったいどんな人がどんなモチベーションで作っているのかよく分からないが、活動は軽快で今後の企画も立っているようだ。このスタイルが続いても、もし変わっても要チェック!
【月刊シミュレーション】
何かを批評するのではなく人の体験から生き様のようなものを引き出そうとするスタンスが伺える。しかもドキュメンタリーではなくシミュレーションという切り口が面白い。「シミュレーションとは、女の子と初めてデートする時の直前に、『ここであぁして、あそこでこうして、最後にあれして』というように、完全な主観で一旦ストーリーを作りあげ、無責任にも自分の頭の中で一旦すべての答えや結論を出すことを言う」らしい(笑)。







