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「ミントデザインズ」から始まった2009年春夏の東京コレクション
9月の第1週、六本木・ミッドタウンを中心にジャパン・ファッション・ウィーク(以下JFW)が開催された。メインプログラムとなる2009年春夏東京コレクションには37ブランドが参加。今年は「AKIRA NAKA」や「LEP LUSS」など多数登場した「帰国組」(海外の服飾学校を卒業後、日本でブランドを設立したデザイナーを指す)新人ブランドや、中国からのブランド「利郎(LI LANG)」の初参加などが注目を集めた。
次号でも、そんな東コレ新人ブランドを紹介する予定だが、こちらでは一足先に弊誌お馴染み「ミントデザインズ」のコレクション速報をお届けしたい。
JFWのトップバッターとなった「ミントデザインズ」のテーマは"DEATH POP"。ミッドタウンの屋外テラスを会場に選んだ最新コレクションは、絶滅動物へのオマージュが全体の鍵を握る。ネガティブなイメージを抱きがちだが、ランウェイに現れたモデルは白木で作られた骨の模型をヘッドピースに、カラフル&グラフィカルなプリントが施されたレインコートというルック。毎回アイロニーを含めつつ軽快に魅せるのがお得意な同ブランドは、今シーズンも引き続き健在だ。恐竜や絶滅動物の骨からインスパイアされたというオリジナルプリントは、ポリエステルなど透け感のある軽い素材に施され、雨でもスキップしたくなる、まさにポップな世界観。ブルーとサーモンピンクをカラーパレットにパレードのように続くレインルックはJFWのスタートに相応しい。
そんな中、ヘッドピース同様目を引いたのが、モデルたちが手にしているオリジナルプリント満載のビニール傘。"エヴァーイオン"という樹脂でできた骨組は、折れにくく、金属性と違い錆びたりせず、最終的には土に還る特性も持っている。また、ビニール部分は燃やしてもダイオキシンを発生せず、プリント部分は99%UVカット。晴雨兼用で使えるオシャレな傘は、地球にも優しいという仕組み。
エコがビジネスになる時代に、デザイナー勝井北斗&八木奈央は「マイノリティな感覚は絶滅した恐竜たちと友達です」と話す。絶滅動物の骨組を前に頭をひねる2人の姿を想像すると、そこに上っ面な様子は浮かばない。骨さえもポップに変える「ミントデザインズ」。時代に流されず、自分たちの気持ちや価値観を大切にするリアルな東コレブランドらしさを感じた。(SV編集部F)
上から3点:「ミントデザインズ」2009年春夏コレクションより、最下部:来年1月より店頭展開予定の「ミントデザインズ アンブレラ」(¥5,880)
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