nbsp; 2008.11. 6 [ Thu ] 20:26
ソウルデザインオリンピック2008
"デザインの秋"とでも言いたくなるほど、ここ数年で定着した感のあるデザインの祭典が今年も迫っている(大体10月31日〜11月3日)。「DESIGN TIDE」や「100% Design Tokyo」を中心に複数のデザイン系イベントが同時開催され、右肩上がりの来場者数が関心の高さを伺わせる。その変遷を辿るのも今さらだが、原型のひとつともいえる98年の「HAPPENING」から、たった10年でデザインを巡る状況が一変したことは驚きだ。

そんな状況がお隣、韓国にも飛び火している。その端緒と言えるのが、10月10日から30日まで行われている「ソウルデザインオリンピック2008」である。タイミングよく現地を視察することができたのだが、「Design is Air」(意訳すれば、デザインは当たり前なもの、不可欠といった具合だろうか)をテーマに、オリンピックで使われた総合運動場を丸々使用し、プロダクト関係はもちろんソウル市の都市計画までが大々的に展示され、その量も含め力の入れ方は並々ならぬものがあった。その背景にはソウル市が2010年の世界デザイン首都に指定されたことがあり、それに向け市民を啓蒙していくといった印象も強かった。実際に小中学生が引率されて見学していたり、中年のグループも目立った。

肝心のコリアン・デザインはというと、〈サムソン〉のようなデザイン・コンシャスな企業を筆頭に、今様ないわゆるグッドデザインから、機能に媚びない個性的なデザインまで幅広く、世界標準なデザイン(だと思う)も多く目に付いた。とりわけ都市デザインでは、ザハ・ハディットによる商業施設をはじめ、市の中心を流れる漢江沿岸のウォーターフロント開発など、まるでアニメのような未来社会の創造が動き出しているというのだから、市民の意識改革だけでなく街そのものがデザインで改革されているという、行政が主導する推進力には恐れ入った。詳細は1月号にてレポートします。(SK)
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