1976年に誕生したスタジオボイス。

以来40余年、徹底した特集主義と独自の視点で同時代のカルチャーを鋭く切り取ってきた小誌は、

いま再び、現代の社会(=STUDIO)から発せられるあらゆる声(=VOICE)に耳をかたむけ、

読者の感性を強烈に揺さぶるメディアを目指していきます。

 

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VOL.414

Self-Fashioning from Asia - あらかじめ決められない流儀(スタイル)へ

VOL.413のアジアの音楽特集に続き「アジア」にフォーカスし、いまアジア圏から生まれるさまざまなファッションクリエイティブのオルタナティブな可能性を探る。まず、グローバルなファッションシーンで日増しに存在感を強める中国に注目。特異なクリエイションで世間を賑わす<XANDER ZHOU>をはじめ、上海ファッションウィーク出身勢からは<Angel Chen>や<SANKUANZ><motoguo>など、各デザイナーの言葉からブランドがもつ哲学や躍進の秘密をレポート。また、現在の中国ファッションを語るうえで欠かせない、独自のプラットフォームを形成しヨーロッパのシーンへ多くのタレントを輩出する「LABELHOOD」の活動にもフォーカス。加えて、フィリピンの<Carl Jan Cruz>やインドネシア・ジャカルタのストリートシーン、台北/台南のローカルシーンの勃興や、韓国の気鋭フォトグラファー、Cho Gi Seokによる撮り下ろしなど、アジア諸国におけるファッションクリエイティブの現在を切り取る。変容するアジアのカルチャーにフォーカスした「アジア3部作」の第2弾。

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VOL.413

Flood of Sounds from Asia いまアジアから生まれる音楽

現在進行形の音楽が生まれるアジア諸国へと足を運び、アジアミュージックシーンの今に迫る。 中国は上海ALLを中心に独自の進化を遂げるベースミュージックシーンをレポート。 レーベル〈DO HITS〉を主宰するHOWIE LEEや多彩なバッググラウンドを持つプロデューサーのTZUSING、 また世界的なヒップホップアーティストを輩出する四川省の都市・成都をフィーチャー。 ローカルのインディーシーンが急速に成長するフィリピンの首都・マニラでは、 EYEDRESSやJESS CONNELLY、MELLOW FELLOWらを現地取材。 東南アジア圏で精力的な交流を深めている〈PROJECT ONE MEKON〉のクルーとともに、 タイ・バンコクとイサーンのラッパーたちを訪ねた。そのほか台湾・台北、 韓国・ソウル、 インドネシア・ジャカルタ、ベトナム・ホーチミン、インド・ムンバイなど、 東アジアを中心としたさまざまな都市の動向を、現地の人たちの話を通じて浮き彫りにする。

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VOL.412

Documentary / Non-Fiction 見ようとすれば、見えるのか?

映画・文学・写真におけるドキュメンタリー/ノンフィクション作品・作家を通して、この不確かな社会を生きるための「世界の見方」を再考する。中国の映画監督ジャ・ジャンクーの取材では、氏の作品を貫く社会や人びと、暮らし、歴史に向けられた強固なまなざしの正体を探るため、山西省・平遥、太原、汾陽という3つの街を訪問。またインタビューの本質について、3組の気鋭のインタビュアー同士の対話から探る「インタビューをめぐるインタビュー」。そのほか、ブックデザイナー鈴木一誌による「偏 / 遍在」をめぐる考察や、幻の写真運動「サブジェクティブ・フォトグラフィ」についての紹介、さらにスペシャルブック・イン・ブック「ドキュメンタリー映画の勝手口」など、多角的な視点から現代のドキュメンタリー / ノンフィクションに迫る。

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VOL. 411

ALTERNATIVE EROTICISM ゆらぐエロ

現在の「エロ」をめぐる諸状況を、“これまでの枠組みにおいては捉えきれない、分析不可能なものである”という見立てのもと、「ALTERNATIVE EROTICISM ゆらぐエロ」と題して特集。千葉雅也 × 村田沙耶香 × 松岡正剛による巻頭鼎談「来たるべきエロス」では、現代におけるエロスのあり方を人類史、文化史、精神分析、アート、あるいは私的な経験などに基づきながら、あらゆる角度から考察する。また多様化しながら交錯するフェティッシュシーンの欲望をライターの九龍ジョーがレポート。バーニングマンのオフィシャルアーティストとして招待された縄師・HAJIME KINOKOと気鋭の写真家・岡部桃との共作フォトストーリーや、女優の吉岡里帆を川島小鳥が熱海秘宝館にて撮影した巻末フォトストーリーなど、特集ならではのビジュアル企画も充実。

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VOL. 410

VS

勝ち負けを決めるのではなく、対峙する”なにか”を置くことで、自分の立ち位置とこれから進む道を明らかにする。巻頭ページでは、長年にわたり自分と向き合いながら創作を続けるレイモンド・ペティボンを取り上げる。ニューヨークで行われた回顧展「A PEN OF ALL WORK」の模様を写真家・小浪次郎が撮り下ろす。俳優・村上虹郎は写真家と対峙。世代もアプローチも異なる3名の写真家が村上虹郎の実像に迫る。マック・デマルコの相手は細野晴臣。世代と国境を超えて両者が交わした往復書簡を誌面にて公開する。他、ザ・スミスの熱狂的ファンで、自らモリッシーをモチーフにしたTシャツを制作するSTRANGEWAYS NYCのデザイナー、ショーンが解説するオフィシャル VS アンオフィシャルなど、30組以上のVSを収録。

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VOL. 409

NIGHT STORIES

“夜"をテーマにした写真・アートのアーカイブでは、クリス・スティール=パーキンス、エドワード・ホッパーが登場。コラム企画「Live by night」では、国内外のミュージシャン、アーティスト、フォトグラファーから映画評論家まで、さまざまなジャンルのクリエイターが夜にまつわる貴重なコラムやプレイリストを寄稿する。本特集の目玉でもあるフォトストーリーでは、世界各国7名の写真家が夜をテーマにしたフォトルポルタージュで競演、各都市のリアルな夜を切り取る。ファッションシューティングでは、夜の正装をテーマに漆黒のユースのポートレイトを写真家、田附勝が撮り下ろす。

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Vol. 408

4/20(水)発売

FASHION

いまやライフスタイルの文脈で語られ、スタンダードなものになってしまったファッション。かつて、そこに存在していたカルチャーは薄れてしまった。いたるところでデイリーなものに溢れ、ファッションに対する価値がモノからコトへと移りかけている。だが、元々ファッションは自由で、楽しいもの。主張する者もいれば、流行を否定する者もいる。モードでも、ヨレヨレのTシャツでもいい。ファッションから離れた解説も必要ない。ウンチクを垂れることができないもの、そんなユースを体現するファッションを取り上げる。

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VOL. 407

Don’t Try.

クールの定義 “かっこいい”とは何か?

何がクールで、何がかっこいいのか。垂れ流しの情報、コピーとオマージュの交錯。他人に気に入られようとする一方で、他人と違う何かになろうと無理をする。本当にそれでいいのだろうか? SNSの“いいね!”を求め、リアリティのないかわいいという言葉ですべてを表現する、今。逆説的にライフスタイルとカルチャーが紐づけられる潮流をリセットし、自分の好きを重ねて生きることで見えてくる、クール。今では見つけることが難しくなった、問答無用のクールとは何か。

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Vol.406

YOUTH OF TODAY

ユースの定義は年齢ではなくアティテュードであり、過去に生きないこと。若さゆえの反抗心と共に、常にカルチャーを発信し続けているユースは不在なのではなく、むしろ数多存在しそれらが同時進行しているため、ひとつにまとめるのが困難なだけ。その現状をまとめることで、注目の世界各国のクリエイションを1冊に凝縮。今知るべき、フォーカスするべきクリエイションを紐解いてゆく。

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